ビーフンとの馴れ初め

2026/03/16

荒木建策(放送作家/脚本家)

私が自身のビーフン好きを自覚したのは、
たしか、15年ほど前のこと。

昔は、麺類カーストの最下層へ
属する存在だと思っていたのだが、
これは、子どもの頃、
貧しい子の家にお昼どきに遊びに行くと、
高頻度でビーフンが出てきたという
思い出からくる偏見だったのかも知れない。

そんな偏見もあって、
ビーフンと私の再会は、
時を隔てて20年ほどした頃だった。

「ケンミンの焼きビーフン」

ケンミンSHOWのパクリ商品か?
などと考えながら手に取ってみると、
何か歴史を感じさせるパッケージ。
どこかで見たことあるような…。
いや、ある!
前にも何度もケンミンSHOWのパクリだと
思いながらスルーしていた。
(ケンミン=健民さんsince1960)

その日は、何故か手に取ってみた。
こんなデザインだったけなぁ、と
何気なくカロリーを確認すると、
220キロカロリーほど。

えっ、たったの…

と、驚いた。
その頃は体を絞っていたので即購入。

パッケージの通りに、
いや、それ以上の野菜を一緒に炒め、
久し振りのビーフンを食す。

これは…美味い。

劇的に美味しいわけではないのだが、
細い麺がよく具材と絡み、
野菜を摂取しやすい。

やきそばなんかを食べていても、
麺と野菜の一体感は、
そこまで感じられないのだが、
ビーフンは違う。

魚を捕る網のように具材に絡み、
持ち上がってくるのである。
いたく感動し、一週間くらい
連続でビーフンを食べた記憶がある。

そんな私が現在はまっているのは、
タイのビーフンスープ「センレック」、
トムヤムスープとの相性抜群。
初めて食べたときは毎日コレでもいいと
思ったほどである。

ここまで、ビーフンとの出会いと別れ、
再会と現在の付き合い方について話したが、
ビーフンは米粉製でグルテンフリー、
消化が良く胃腸に優しい、
低GIで血糖値の急上昇を抑えやすい、
ビタミンB群や鉄分を含み、
野菜も多く摂れるのでオススメ。

騙されたと思って、一度お試しあれ。