踏んだり蹴ったり
2026/07/27
荒木建策(放送作家/脚本家)
踏んだり蹴ったりの週末だった。
本当に踏んだり蹴ったりだったら、
こういう書き出しもいいだろうが、
実情は非常に充実した週末であった。
高校時代の友人であり、
このコラムを高頻度で読んでくれている
香川から上京してきた吉田くんと2度、
計4軒の飲み歩き。
そのどれもが「当たり」の酒場で、
飲と食をこれでもかと楽しんだ。
踏んだり蹴ったりとは
嘘でも言えないレベルの「充」。
唯一、
先週、踏んだり蹴ったりだったのは、
彼と彼が熱烈に応援している
「東京ヤクルトスワローズ」の
火曜日に行われた試合のこと。
月曜日は安定の負けを喫したスワローズ。
火曜日こそは!と、意気込む吉田くんと
スワローズとツバメイトたちに悲劇が起こる。
4-4の同点で迎えた8回。
ちょうど吉田くんが球場に着いたその直後、
それまで防御率0.00だった
助っ人外国人投手がまさかの被弾。
1アウトも取れないまま降板。
みるも無残な敗戦。
負けた上に、
吉田くん曰く「ヤクルト唯一の希望」が
打ち込まれる悪しき事態。
まさに踏んだり蹴ったりだったのである。
なので、彼の実況LINEに
「踏んだり蹴ったりやん」と返したのだが、
自分で打っておきながら、返した後に
「踏んだり蹴ったり」という言葉に
違和感を覚えたのである。
踏んだり蹴ったり?
連続した悲劇を表現するならば、
「踏まれたり蹴られたり」じゃないか?
踏んだり蹴ったりは、
明らかに加害者目線だし、
踏んだり蹴ったりして嫌なのは、
犬のクソくらいである。
であるから、調べてみた。
・AIの説
元々は「踏んだり蹴ったりの目に遭わせられた」
の後半部分が削られて今のかたちになった。
・歴史学者の説
織田信長は大の紅茶好きで、
ある時、珍しい紅茶の茶葉を手に入れた。
それを家臣が誤って踏んだり蹴ったりしたため、
その家臣に死罪を科したことから来た言葉。
どちらの説も怪しいものであるが、
前者は言語道断、単なるおバカ案件。
後者はこじつけ嘘案件。
ということで、
踏んだり蹴ったり、という言葉、
私は二度と使わないことにした。
そもそも、なんか、ダサいし。
踏んだり蹴ったりの週末だった。
本当に踏んだり蹴ったりだったら、
こういう書き出しもいいだろうが、
実情は非常に充実した週末であった。
高校時代の友人であり、
このコラムを高頻度で読んでくれている
香川から上京してきた吉田くんと2度、
計4軒の飲み歩き。
そのどれもが「当たり」の酒場で、
飲と食をこれでもかと楽しんだ。
踏んだり蹴ったりとは
嘘でも言えないレベルの「充」。
唯一、
先週、踏んだり蹴ったりだったのは、
彼と彼が熱烈に応援している
「東京ヤクルトスワローズ」の
火曜日に行われた試合のこと。
月曜日は安定の負けを喫したスワローズ。
火曜日こそは!と、意気込む吉田くんと
スワローズとツバメイトたちに悲劇が起こる。
4-4の同点で迎えた8回。
ちょうど吉田くんが球場に着いたその直後、
それまで防御率0.00だった
助っ人外国人投手がまさかの被弾。
1アウトも取れないまま降板。
みるも無残な敗戦。
負けた上に、
吉田くん曰く「ヤクルト唯一の希望」が
打ち込まれる悪しき事態。
まさに踏んだり蹴ったりだったのである。
なので、彼の実況LINEに
「踏んだり蹴ったりやん」と返したのだが、
自分で打っておきながら、返した後に
「踏んだり蹴ったり」という言葉に
違和感を覚えたのである。
踏んだり蹴ったり?
連続した悲劇を表現するならば、
「踏まれたり蹴られたり」じゃないか?
踏んだり蹴ったりは、
明らかに加害者目線だし、
踏んだり蹴ったりして嫌なのは、
犬のクソくらいである。
であるから、調べてみた。
・AIの説
元々は「踏んだり蹴ったりの目に遭わせられた」
の後半部分が削られて今のかたちになった。
・歴史学者の説
織田信長は大の紅茶好きで、
ある時、珍しい紅茶の茶葉を手に入れた。
それを家臣が誤って踏んだり蹴ったりしたため、
その家臣に死罪を科したことから来た言葉。
どちらの説も怪しいものであるが、
前者は言語道断、単なるおバカ案件。
後者はこじつけ嘘案件。
ということで、
踏んだり蹴ったり、という言葉、
私は二度と使わないことにした。
そもそも、なんか、ダサいし。