AD山下の恋煩い
2018/07/09
最近よく会う番組ADの山下が、恋という名の病を患っている。
山下は忘年会で隣り合ったのがきっかけで、
同じ制作会社で働く女性に好意を持ち始めたという。
しかし、彼は出掛けるときには必ず灰皿に霧吹きで水を掛けるほどの慎重派。
好意をひた隠しにしてここまでやり過ごしてきたが、
その女性とカナダを旅する夢を見たその翌日、ついにデートに誘うことを決心したという。
女性を誘う口実は「リーバイスのバーゲンのチケットが手に入ったから」。
よほどのデニム好きでない限り、魅力に欠けるお誘いに大苦戦が予想されたが、
どういうわけか快い返事を取り付け、デートの夜、私のもとにこんなメールが届いた。
「山下です。例の彼女とバーゲンに行ってきました。
正直なところ、あまり期待していなかったのですが、僕が履くようなサイズも豊富に揃っていて、
ブーツカットとやや太めのストレート、2本買うことができました。行って良かったです」。
読んだ途端、私の頭は「?」で満たされたのだが、
押して察しろということなのだろうか。
荒木建策
山下は忘年会で隣り合ったのがきっかけで、
同じ制作会社で働く女性に好意を持ち始めたという。
しかし、彼は出掛けるときには必ず灰皿に霧吹きで水を掛けるほどの慎重派。
好意をひた隠しにしてここまでやり過ごしてきたが、
その女性とカナダを旅する夢を見たその翌日、ついにデートに誘うことを決心したという。
女性を誘う口実は「リーバイスのバーゲンのチケットが手に入ったから」。
よほどのデニム好きでない限り、魅力に欠けるお誘いに大苦戦が予想されたが、
どういうわけか快い返事を取り付け、デートの夜、私のもとにこんなメールが届いた。
「山下です。例の彼女とバーゲンに行ってきました。
正直なところ、あまり期待していなかったのですが、僕が履くようなサイズも豊富に揃っていて、
ブーツカットとやや太めのストレート、2本買うことができました。行って良かったです」。
読んだ途端、私の頭は「?」で満たされたのだが、
押して察しろということなのだろうか。
荒木建策