プラス2

2019/02/04

カニ缶に必ず入っている半透明の紙は、大枚をはたいて購入したものへの「おもてなし」みたいなモノかと思いきや、
実は身と缶との化学反応を防ぐ役割を担っていると聞いて驚いたが、さらに驚いたのが足の大きさだ。
カニの足のことではない。自分の足の大きさである。
先週、仕事の間にぽっかり時間が空いたため、「よし、靴を買おう」と思い立ち、
靴屋で真っ黒のスニーカーを指差し、店員にサイズはあるかと聞いてみた。

「普段、履かれている靴のサイズはおいくつでしょう?」
「スニーカーだと7です」
「ちょっと足を測らせて頂いてよろしいでしょうか?
  うん、なるほど。お客様の足からしますと9が適当かと思われます」

9?8を飛ばして9!?
愕然としながら9を履いてみると、確かにしっくりきたので即購入。
やはり、その道のプロに任せるのがベストか。
例の靴を履き始めた途端、足首に痛みが出てきたことが、
サイズの問題ではないことを切に願う2月の始めである。


荒木建策