潤い無き日々

2020/06/08

起きて、仕事して、現実逃避して。現実に戻って、仕事して、
コーンフレークを食べて泥のように眠る。
そんな色のない生活を送っています。
コーンフレークはケロッグのシュガーフロスティに限ります。
遊んでいません。
ネオンを栄養素としている私なのに、まるで遊んでいません。
「ダイキリを持ってきて」
クールな感じでそう言いたいのに、
昨晩も頭を下げながら「締め切りを延ばして」と言わざるを得ませんでした。
只今4時58分、ジジイなら起きる時間です。
毎週月曜日の朝に更新される方にとってこのコラムは、
生放送ならぬ生配信といったところでしょうか。
生は言い過ぎました。半生配信で構いません。
開け放した窓からは、隣の部屋の声が微かに聞こえてきます。
「ジョージ、それだけは許して」
「核弾頭を打ち込んだのによぉ」
「踊ってもいいよ」
果たして、隣の部屋では朝っぱらから何が繰り広げられているのでしょうか。
もはやパソコンの画面が霞んで見える私には、
難解なパーツを組み立てられそうにありません。
眠る前にコーンフレークを食べようと思ったのですが、私としたことが牛乳を買い忘れていました。
一番近いコンビニまで徒歩5分。
行きが5分。帰りも5分、計10分も歩く気力はなく、
さりとて核弾頭を撃ち込むお隣から借りる勇気もありません。
コーンフレークは諦め、このまま眠るとします。
今日は見たところぐずつきそうなので、出掛けに傘をお忘れなく…。
と、このままではあまりに寂しいので、最後に神輿を担ごうと思います。
あっそれ、わっしょい、わっしょい、わっしょい、わっしょい!
ではまた…。


荒木建策