下手の考え…

2020/06/18

今村記/

もはや言ったもん勝ちなのか?と思しく溢れる肩書き、OO研究家。
なるほど~、と膝を打つ方がいる一方、
一体どうやって食べているのだろう…と首を傾げる方も散見されるので、
ならばとギャンブル的に私も、側爪郭と呼ぶらしい、爪と皮膚の間を弄る癖を持ってして、
わかりやすく「ささくれ研究家」とか名乗ってニッチ産業で食べていけないものか。
「この角度から毟ると流血するので注意が必要です」とか薄っぺらいことに加えて、
「うーん…あと13°傾けると尚良いですね」などと最もらしい顔で言ってみたりして。

さておき自炊増加の昨今、以前から思っていたもののより強く思うのは、
そもそも世の多くの方々は皆、日常的に料理研究家なのではないか。
お父さん、お母さんも皆、立派な子育て研究家なのではないか。
人気の料理本、子育て本ならぬ、ささくれ本は、乗ってくれる出版社など皆無なのではないか。

多発する詐欺事件のニュースを目にするたびに、
そんなことを考える暇や知恵があるなら、良い方向に使えよ、
と、常々思っていた言葉を、
今日は自分自身に問いかけてみる必要がありそうです。

休むに似たり。
先人は核心をついていましたね。


システム/プランニング担当 
今村