放送作家って何?

2016/12/29

二度目まして!
放送作家兼脚本家、荒木です。
今回は、「放送作家って何?」をテーマに書いていきます。

よく「放送作家は何でも屋」などと言われますが、主な仕事は3つほどあります。
まずは「テレビ番組の台本書き」です。
どんな番組にでも必ず台本があります。
台本には、スタジオ台本とロケ台本があり、それを書くのが放送作家の仕事です。

そして「ナレーション書き」です。
ディレクターが編集したVTRにナレーションをつける。
これも放送作家の仕事です。

それから最も大事なのが「会議を盛り上げること」です。
どんな番組にするか、どこにロケに行き、何を撮るのか、
その内容は全て番組会議で決定するのですが、
その会議で面白いことを言いつつ、どうやったら視聴率が取れる番組を作ることができるのか、
提案していくのが最も大事な仕事なのです。

逆に言うと、どんなに「書ける」作家でも、「べしゃり」がダメなら使ってもらえない。
これが現実という世界なんですね。
これから放送作家を目指そうという方は、自分の能力と照らし合わせて考えてみてください。

仕事以外で初対面の方に「放送作家」と名乗ると、
十中八九「それって何?」と聞き返され、自己紹介が長くなる傾向にあるため、
最近では、あまり名乗ることはなくなってしまいました。
今回は久し振りに放送作家のお仕事について説明させて頂きました。

次回は、「脚本家としての私」をテーマに書かせて頂きます!

荒木建策