数字の力

2017/05/29

先日、ちょっとした集まりがあり、友人自ら何度か足を運び、
なかなかだと語る店を押さえてくれた。

その店のコースは、肉肉肉のオンパレードで、
料理が運ばれてくる度に美味しい美味しいの大合唱。

連れてきた友人も鼻高々で、
おみやげのお寿司を家族に食べさせている父親気分を味わっているときのこと。

その場にいた一人が「多分、4以上はあるよね」などと言いながら、
あるグルメサイトを調べだしたのである。
「あっ、3.1だ…」
一般的な感覚だと、3.5を超えればかなり期待できるといった中での3.1。

良いか悪いかの2択なら良いに違いないが、
持ち上げて持ち上げてテンションが天井に届いてからの3.1は極めて微妙な点数であり、場の空気は一変。

味について冗談でも悪くは言えず、さりとてほめれば白々しく、
如何ともし難い状況が続いた私の2日早い誕生会。

本日を持ちまして作家、荒木建策、35歳になりました。