全ては脚本ありき!

2017/01/19

どうも、作家の荒木です!
4度目の今回は「全ては脚本ありき!」をテーマに書いてみたいと思います。

よく「舞台は俳優!ドラマは脚本!映画は監督!」と言われますが、
私から言わせれば、「舞台は脚本!ドラマも脚本!映画も脚本!」
なのではないかというお話です。

もちろん、すべてが揃ってこそ、いい作品ができるのだという前提はあります。
しかし、作品を作るにあたり、どれか一つだけ完璧なものを選ぶことができるとすれば、
脚本なんじゃないかと。

特に日本では、
監督で観る映画を選ぶ人はほとんどいないように思いますし、
いくら知った俳優が出演しているとしても、
あらすじを読む、あるいは内容を伝え聞いた時点でつまらなそうだったら、
観劇しようと思わないのでは?

自分が脚本家だから、そんなことが言えるのだろう、とお思いの皆さん、
実は、この考え方は、ただ自分の首を絞めるだけのブーメラン思想なんです。

なんせ、逆を返せば、演劇が滑ったら脚本のせい、
ドラマが滑ったら脚本のせい、
映画が滑ったら脚本のせい、ということになるのですから。

でも、まあ、それくらいの覚悟で脚本書いています!ということです。
いや、本当に。

次回は「通販番組の重鎮」がテーマです。

荒木建策