まーちゃん先輩

2022/02/11

システム/プランニング担当:今村

思うところが多すぎるとはいえ、現在、
冬季オリンピックが開催されていますが、
10−20代の頃、暇さえあれば冬場は雪山に赴いて、
スノーボードをしていたことを思い出します。
バイト先で、セミプロの先輩と知り合ったことがきっかけでした。

ですが数年後、遠征先の海外帰りで飲みに行ったきり、
帰らぬ人となりました。
突然死でした。
自室のベッドで起き上がろうとした格好で、
冷たくなっていたと聞きました。

それまで、
飲んで正体をなくすなど、信じられないと思っていましたが、
先輩の通夜の日、どうやって帰ってきたのか、思い出せない。
人生で初めて記憶をなくして、
気づいたら、自宅の玄関で寝ていました。

スノーボードの楽しさを教えてくれた、
樹氷の美しさを、
笑えることを、
感謝することを、教えてくれた。

25歳という若さで旅立ってしまい、
太宰治も眠る、対照的に灼けるような真夏の禅林寺で送ったあの日を、
私は一生忘れないと思う。

そして平野歩夢選手、金メダル、本当に本当におめでとうございます。
先輩が手にしたかっただろうメダル。
羨ましがって、かつ大喝采していることでしょう。
そんなこんな色々思い出して勝手に涙しました。
これからもどうか怪我をせず、頑張っていただきたいです。
応援しています。

とうに先輩の歳を超えてしまい、
久しく離れていましたが、
また滑ってみたくなりました。
自然の雪山で。

そして皆様、いつもありがとうございます。
本当に。
会わないのと会えないのは全く違いますから、
身近な人や大切な人に、素直にありがとうを伝えて下さい。