フジテレビを救いたい
2025/01/27
荒木建策(放送作家/脚本家)
フジテレビがズタボロ。
もう、目も当てられないレベルだが
少なからずお世話になった身として、
なんとか彼らを救えないかと
思いを巡らせてみたのである。
今回は、そんなお話。
突然ですが、
「黒」という色はお好きですか?
好きか嫌いかは別としても、
黒という色はそこかしこにあって、
日常的によく目にする色。
しかしながら、常日頃から目にし、
黒だと思ってるものは本当に黒なのか。
塗料を使う仕事や、
色を扱うデザインや写真関係の仕事に
携わっている人には当たり前だというが、
純粋な白、純粋な黒というのは
自然界には存在しないといわれている。
なぜかというと、
通常、白とは光、黒とは影というように、
色というよりその物の明暗の差によって
認識される色だからである。
少し前に流行ったアンミカさんの
「白って200色あんねん」という発言も
あながち大げさな数字ではないのである。
正確に言えば、200色どころか、
無限にあると言ってもいい。
あくまで人間が認識できるのが
200色程度ということ。
ちなみにアンミカさんに聞いたところ、
黒は300色あるらしい。
「黒」と一口に言っても、
色の濃さなどを考えると明るめの黒から、
限りなく完全に近い黒まで存在する
ということなのである。
「ベンタ・ブラック」という
限りなく完全に近い黒色がある。
ネットでも話題になったので、
ご存じの方もいるかも知れないが、
例えば、丸い板にこの塗料を塗ると、
ぽっかりと穴が開いているような、
見ているだけで吸い込まれてしまいそうな
そんな物体ができあがる。
(知らない方は画像検索してみてください)
ベンタブラックが、
なぜそんなに黒いかと言うと、
本来物質は光が当たると
それを反射するものだが、
ベンタブラックは光を最大99.965%吸収し、
ベンタブラック内で光を何度も屈折させて、
最終的には熱として放出するという
仕組みになっているからだ。
つまり入射光の実に0.03%程しか
反射しないという前述した通り、
限りなく完全に近い黒色ということになる。
つまり、大袈裟に言うと
ベンタブラックで塗装をすれば、
99.965%この世から消えるということ。
結局、何が言いたいかというと...。
私の偏見ではあるが、
フジテレビは社屋がとにかく下品。
人は見た目が9割などと言うが、
会社、企業もそうだと思う。
見る者全てに不快感を抱かせる
古さとキモさを兼ね備えた社屋のデザインが
すべてのことに対する
嫌悪感を助長しているのではないか。
だから、あの球体、ないしは社屋全体を
ベンタブラックで塗装し、
フジテレビは、一旦、
この世から消えてみてはどうか。
これは、いわば積極的な消失。
お台場にあの形の「孔(あな)」ができるのは面白いし、
なんか許そうと言う気になれる気がする。
私なりにフジテレビを救う術を
三日三晩寝ずに考えた末の結論。
フジテレビがズタボロ。
もう、目も当てられないレベルだが
少なからずお世話になった身として、
なんとか彼らを救えないかと
思いを巡らせてみたのである。
今回は、そんなお話。
突然ですが、
「黒」という色はお好きですか?
好きか嫌いかは別としても、
黒という色はそこかしこにあって、
日常的によく目にする色。
しかしながら、常日頃から目にし、
黒だと思ってるものは本当に黒なのか。
塗料を使う仕事や、
色を扱うデザインや写真関係の仕事に
携わっている人には当たり前だというが、
純粋な白、純粋な黒というのは
自然界には存在しないといわれている。
なぜかというと、
通常、白とは光、黒とは影というように、
色というよりその物の明暗の差によって
認識される色だからである。
少し前に流行ったアンミカさんの
「白って200色あんねん」という発言も
あながち大げさな数字ではないのである。
正確に言えば、200色どころか、
無限にあると言ってもいい。
あくまで人間が認識できるのが
200色程度ということ。
ちなみにアンミカさんに聞いたところ、
黒は300色あるらしい。
「黒」と一口に言っても、
色の濃さなどを考えると明るめの黒から、
限りなく完全に近い黒まで存在する
ということなのである。
「ベンタ・ブラック」という
限りなく完全に近い黒色がある。
ネットでも話題になったので、
ご存じの方もいるかも知れないが、
例えば、丸い板にこの塗料を塗ると、
ぽっかりと穴が開いているような、
見ているだけで吸い込まれてしまいそうな
そんな物体ができあがる。
(知らない方は画像検索してみてください)
ベンタブラックが、
なぜそんなに黒いかと言うと、
本来物質は光が当たると
それを反射するものだが、
ベンタブラックは光を最大99.965%吸収し、
ベンタブラック内で光を何度も屈折させて、
最終的には熱として放出するという
仕組みになっているからだ。
つまり入射光の実に0.03%程しか
反射しないという前述した通り、
限りなく完全に近い黒色ということになる。
つまり、大袈裟に言うと
ベンタブラックで塗装をすれば、
99.965%この世から消えるということ。
結局、何が言いたいかというと...。
私の偏見ではあるが、
フジテレビは社屋がとにかく下品。
人は見た目が9割などと言うが、
会社、企業もそうだと思う。
見る者全てに不快感を抱かせる
古さとキモさを兼ね備えた社屋のデザインが
すべてのことに対する
嫌悪感を助長しているのではないか。
だから、あの球体、ないしは社屋全体を
ベンタブラックで塗装し、
フジテレビは、一旦、
この世から消えてみてはどうか。
これは、いわば積極的な消失。
お台場にあの形の「孔(あな)」ができるのは面白いし、
なんか許そうと言う気になれる気がする。
私なりにフジテレビを救う術を
三日三晩寝ずに考えた末の結論。