しおりといそこのピアッシング

2025/02/24

荒木建策(放送作家/脚本家)

伊藤詩織さんと望月衣塑子さんが
なんか揉めている。
面白過ぎる。

私としては、
ボクシングで決着をつけて欲しいのだが、
アベマとかでやってくれないだろうか。
年末特番とかでやったら絶対に観るし、
衣塑子サイドのセコンドについてもいい。
衣塑子がノックアウトされた際には
いち早くタオルを投げ込み、
詩織にはねぎらいの言葉をかけよう。

それはさておき、
当事者のおふたりについての
報道がなされる時に気付いたことがある。
伊藤氏と望月氏の写真を見ると、
ふたりとも"ピアスがデカい"のである。
異様にデカいのである。
そのクソデカピアス、どこで買ったん?と
尋ねたくなる程なのである。

ちょうどいい例えというか、
言い方は見つからないのだが
このふたり、
人間のざっくりした括りでは
同じタイプな気がする。
私のこれまでの人生で関わってきた
ピアスがデカい人もどこか似ていた気がするし。

まぁ、
それは私の偏見なのかも知れないが、
ピアスがデカい人には、
何か共通点があるのではと思った。
そこで、調べてみたのである。

結論から言えば、
やはりデカいピアスは自己顕示欲の現れ。
そんなことは、
調べる前から予想はついていたし、
単なる確認作業になってしまったが、
知識としての収穫はあった。

心理学的には(男女問わず)
ピアスをしようという人間には、
2パターンいるらしい。

ひとつは、
ファッションの1アイテムとする人間。
自分をよく見せるための一要素として
身に着けるパターンだ。
本来の使い方と言ってもいいかも知れない。
詩織と衣塑子もその延長線上にいると思われるが、
その程度がえげつないというだけの話か。
自己顕示欲が耳からにじみ出ているというか、
そういうことなのである。

ただ...
2つめのパターンより大分マシ。

その2つめというのが、
「自傷衝動」からくるピアッシングである。

ピアス(の穴を)開けるというのは、
自傷行為よりも一般的で病的とは判断されない
外見を加工する行為である。
しかし、ピアッシングも過剰になると
自傷としての意味合いを持つのだとか。

たしかに、
片耳だけで10個くらいしている人で
まともなメンタルの人間を見たことがない。

あれはもうファッションというより自傷。

ピアスは人の内面を表出するアクセサリー
なのかも知れないし、
そうでもないのかも知れない。
そんなことを思った、
しおりいそこ騒動。

2025年12月31日19時ゴング (希望)