荒木建策（放送作家/脚本家）ここ一ヶ月ほど、心霊系を含むオカルト動画を見る頻度が異常に高くなってきた。ピラミッドは宇宙人が作っただの、月の裏側には巨大人口建造物があるだの、あの旅館の部屋には幽霊...

荒木建策（放送作家/脚本家）引っ越してから約２年も経つのに、使っていない部屋があった。契約時は舞い上がっていて、リノベーションされたばかりの部屋を眺めながら、リビングの他に仕事部屋を作り、これか...

荒木建策（放送作家/脚本家）昔から格闘漫画、寿司漫画、ギャンブル漫画にはうるさく、とりわけモノマネのしやすい格闘漫画は、小学１年のときに空手を初めてから、私の中で一層熱を帯びた。女子と子どもが勘...

荒木建策（放送作家/脚本家）近所のサミットにサンポーの「焼豚ラーメン」が売っていた。佐賀の会社であるサンポーの焼豚ラーメン。九州人なら誰もが知るサンポーの焼豚ラーメン。土曜の昼といえばサンポーの...

荒木建策（放送作家/脚本家）幼い頃はアニメやバラエティー番組を楽しみに観ていた私だが、20代の頃に欠かさずに観ていたのは情熱大陸だけだった。だから、今、夢がひとつだけ叶うとしたら、三苫選手とのサ...

荒木建策（放送作家/脚本家）パソコンの前に座って8時間、ようやく原稿が一段落し、頭と腰を休めるために布団に入る。眠いはずなのに、寝なくてはいけないのに、目が冴えて眠ることができず考え事に没頭する...

荒木建策（放送作家/脚本家）最近の話。一緒に飲んだ初対面の女性が私を見て、開口一番こう言った。「手、綺麗ですね」手前味噌にはなるが、私は手を褒められることが多い。いや、まずは顔面を褒めてくれと都...

荒木建策（放送作家/脚本家）店員からおしぼりを手渡されるのが、酒場におけるルールの一環のようになっているが、もらったおしぼりを手にぼんやりしてしまうのは、どうやらまだ大人になりきれていないのが理...

荒木建策（放送作家/脚本家）引き出しに仕舞っているメモ帳が増えていく。放送作家になってからというものその時に思い付いたネタや日常で起こった面白いことを書留めるために使ってきた思い出の詰まったメモ...

荒木建策（放送作家/脚本家）最寄り駅に併設されているマクドナルドの中で20代だと思われる2人の男性が熱い議論を交わしていた。聞かずとも聞こえてくる熱量。会話の内容も自ずと伝わってくる。どうやら「...

荒木建策（放送作家/脚本家）身体で爆弾を抱えているのは、いつスイッチが押されるかわからない腰だけで、中年病とは無縁だと思っていたのに、ここ最近、肩と首あたりに悪魔がいるのである。原稿を書いている...

荒木建策（放送作家/脚本家）放送作家をやっていると、グルメ番組を担当することも多く、全国津々浦々の美味いものを知り尽くすグルメ専門と言っても過言ではない放送作家も多数いる。故に「グルメ作家」と呼...

荒木建策（放送作家/脚本家）実を言うと、実を言うとというには実にくだらないことなのだが、私は、しゃっくりが止まらなくなる時がある。他人に心配されるレベルで頻繁に。「しゃっくりが止まらなくなる」と...

荒木建策（放送作家/脚本家）成功者は必然か偶然か強運が備わっているもので、これは絶対的な真理なのである。私の人生を振り返ってみると、ツイていたと思えることは『エンタの神様』と『秘密のケンミンSH...

荒木建策（放送作家/脚本家）私は、トイレに関してかなりうるさいほうだ。間取りから便座、換気システムやアメニティなどその他たくさんのこだわりがあるけれど、とりわけ飲食店にウォシュレットが設置されて...

荒木建策（放送作家/脚本家）仕事の先輩、後輩、男女、友達問わず、二人っきりで飲みに行き、沈黙の時間が流れれば気まずくなるわけだが、極まれにそんな時でも気まずさを感じなくて済む友人がいる。簡単な近...

システム/プランニング担当・今村丁度良い気候だったので、少し窓を開けていたら、「ャーキイモー」外からそんな声が聞こえた気がした。え？まさかと思って、大きく窓を開けて耳を澄ませたら、「焼～き芋～焼...

荒木建策（放送作家/脚本家）我々世代の40代男性に最適なプレゼントは、「ニンテンドークラシック ミニスーパーファミコン」だと思っていた。少し前までは。先日の飲みの席で作家陣にその話をしてみたら、い...

荒木建策（放送作家/脚本家）芸能人の誰々に似ているという話が嫌いだ。それがどうしたと。世の中の90％は、それがどうした話だが、誰々に似ているといった話題は、よほど自分に自信がないかぎり、強烈なパ...

荒木建策（放送作家/脚本家）先々週のコラムに約束することの億劫さというか、約束の日が近づくにつれて、どんどん行くのが嫌になるという症状について綴った。それから、その症状は私だけのものではなく、日...